foootan’s blog

でぐちまでのまいにちを大切にするのだ(宣言)

足元の石 赤い石

赤い石はゴツゴツしていて、いかにも毒キノコのようで、手にしたら良くなさそうな見た目でした。


最初はきれいな特別な石だなって、警戒心とともに気になっていたけど、そのうち好きになった。


手にしたら、暖かくて、優しくて、私の手に馴染んで、心地よくて、安らいで、運命の出会いだった。


でも、大切にしてたら、われて、どこかに消えちゃった。粉々に、何も残さずに消えちゃった。


赤い石、赤い石、赤い石。忘れられない。忘れられない。まだ、消えないで。思い出の中だけは。