化石のようなその石は、ここらでは古株で、頼りになる石だった。決まった場所で、他の石の土台にもなっていた。私はそこを椅子にしたり、テーブルにしたり。雨をしのいだり。でも私はすすまなくちゃと、その石を後にした。
赤い石はゴツゴツしていて、いかにも毒キノコのようで、手にしたら良くなさそうな見た目でした。最初はきれいな特別な石だなって、警戒心とともに気になっていたけど、そのうち好きになった。手にしたら、暖かくて、優しくて、私の手に馴染んで、心地よくて…
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